アメコミを読もう!~アメコミ情報ブログ~

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オススメアメコミ紹介第17回:デッドプールの兵法入門

今回は本来デッドプール:スーサイドキングス」の紹介をするつもりだったが、予定を少し繰り上げて今月出たばかりの本デッドプールの兵法入門」を紹介していこう。

なぜ予定を変更したかというと、この本が非常に面白かったからだ。

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大まかなストーリー

かつて、中国には孫武という兵法家が居たというのは、皆さんご存知だと思う。

一応説明しておくと、今もなお研究され続けている兵法書、「孫子」の作者である。

そんな孫武タイムスリップしたデッドプールに暗殺された。

暗殺をした後、デッドプール孫子を発見。

「これを翻訳して世の中に出せばベストセラーになる!」

そう考えたデッドプール孫子を盗み出し、現代に戻る。

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孫子を元にしたライバルの蹴落とし方やビジネス論など様々なアイデアを考えるデッドプールだったが、それらはすでに誰かがやっていた。

今の世の中、シャア・アズナブルから学ぶ逆境の克服方法まで出版されているご時世だ。

孫子なんてすでに多くの人が独自の解釈を加えたり、ビジネス論に応用している。

そんなわけで、出版社に鼻で笑われる。

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「ただの翻訳ではなく、孫子を元にしたハウツー本なら内容次第で出版出来るかも」

という提案を受け、デッドプールが思いついたのが、「孫子から学ぶ戦争での生き残り方」だった。

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しかし、今のアメリカは(宇宙人が攻めてきたり地球そのものが危機に陥ることもあるが)平和そのもので、発想はユニークだが需要がない。

そんなわけで出版しても売れないだろう。

そう考えたデッドプールは戦争を勃発させることを決意する。

そんなわけで、デッドプールはロキの元へ行き、アスガルドの連中を地球に侵攻させるように企む。

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ソーを悲しませるためだけに地球侵略を目論むロキ。

果たして、デッドプールの本は無事出版されるのか?

というのが大まかなストーリーだ。

 

孫子の脅威的な有効性

本作は、デッドプールがロキをけしかけ、孫子を元にアスガルドや地球に対して戦争をしかけるといったお話だ。

そんなわけで、物語の随所に孫子の引用文が出てくる。

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現代でも通用する孫子の効果は恐ろしいもので、なんとあっさりロキはソーをやアスガルドの戦士たちを撃退する。

そして、最終的にロキはアスガルドの支配者となり、ソーに完全勝利することになる。

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満面の笑みを浮かべて高笑いするロキ

恐るべき孫子

そして、いよいよ地球に向けて進行するロキとデッドプールだが、このままでは終わらない。

前述したが、この物語は、孫子の言葉が引用されている。

孫子には勝つための方法が書かれているだけではなく、やってはいけないこともきちんと書かれており、それらもちゃんと引用されている。

つまりどういうわけかというと、それはコミックを買って直接確かめてほしい。

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余談だが、今回の冒頭の孫武の逸話は孫武の中でも特に有名なエピソードとして知られている。

横山光輝先生作の「史記」にもこのエピソードは書かれているので興味のある方はぜひ読んでみよう。

 

感想

実に面白い。

「少しボリュームが少し足りないかな」なんて思うかもしれないが、うまくまとまっており、エピソードも非常に秀逸だ。

登場人物もロキやデッドプールの他にもアベンジャーズの面々やレッドスカルなど有名所のヒーロー・ヴィランも大勢登場し、キャストが非常に豪華だ。

特にロキの悪役っぷりが実に良い。

映画やアニメで見た「すごい事やらかしてるのに一つのヘマで一気に転がり落ちる」といったロキがこの本には存在している。

デッドプールだけではなく、ロキも好きなら是非読んでみよう。

また、「ボリュームが少し足りないかな」といったが、お値段は1500円とアメコミの中では安い部類に入るし、比較的お求めやすいお値段になっているのもポイントだ。

コメディが好きなら非常におすすめできる一冊だ。

ぜひお試しあれ。

旅行記のようなもの

明日か明後日気が向いたら書くか…

なんて思ってたらもうシルバーウィーク終わりじゃん。

というわけで土日に東京旅行した時のお話を。

 

9/19 土曜日

初日はアメコミ関係ないし、移動の話しかしてないから読まなくても良い。

 

新幹線と同じ値段で飛行機に乗れる切符を購入したので、ものは試しにと今回は飛行機で東京まで行くことにした。

出発時刻が8時半だし、家から空港まで15分でつくので7時40分に家を出ればのんびり空港のカフェで優雅な朝食を楽しめれる計算だ。

準備を済ませぐっすり眠ろうと、夜の十二時には布団に入った。

朝の4時半に目覚めた。

ワクワクしすぎて身体が眠たくなってくれなかったのだ。

仕方ないので寝直すも、気分が高揚して寝付けない。

しかし、なんとか眠ることが出来、次に目覚めたのは7時30分だった。

大急ぎでシャワーを浴び、髭を剃り、飛び出すように家を出た。

そうしたら今度は渋滞に捕まり、なんやかんやで予定より10分ほど遅れて空港へ。

結局朝飯は優雅にカフェをする気が起きず、アンパンとオロナミンCだった。

東京から大阪までわずか一時間。

眠るまもなく東京に到着。

集合時間は12時なので、二時間半ほどの猶予がある。

仕方ないので集合場所の池袋まで行き、まんが喫茶や、差し入れを買いにドンキホーテでお買い物したりと時間をつぶす。

結果、余裕を持って合流出来たが、主催者が乗る電車を間違えたりなんだりで全員が揃ったのは集合時間から40分以上経った頃だった。

今回集まった目的は、小規模ゲーム大会だ。

僕は趣味で格ゲーをやっており、ネット対戦ではなく実際に集まって対戦したいという同好の士の集いにより開かれた大会だ。

そんなわけで池袋にある貸しブースを利用して対戦会をすることに。

今回利用した場所だが、入り口のドアの鍵が自転車のタイヤにつけるようなダイヤル式だったり、会議室にはホワイトボードに描いたものがボタン一つで簡単プリントアウトすることが出来たりと、珍しい体験をたくさんした。

そんなん訳で、そんなブースでぶっ通し8時間ほど対戦を続け、大いに盛り上がった。

いい年こいてもこういったバカな遊びはやめられないものだ。

打ち上げでご飯を食べた後、解散。

時刻は夜の九時半。大急ぎで菊川まで行き、一泊3500円の安宿にて一夜を明かす。

楽しい一日であり、まだ興奮していたため、やっぱりなかなか寝付けなかった。

 

9/20 日曜日

朝、8時半に目が覚める。

朝シャンでもしようかと思ったら、このホテルは朝風呂はやっていなかった。

仕方ないので着替えて朝食を買いにコンビニへ。

ボケーっとしたり持ってきた電子書籍で漫画を読んでいるうちにチェックアウトの時刻が迫る。

ここで、事件が発生した。

なんと、スマホのバッテリーが20%を切っていた。

充電器のコネクタが接触不良を起こしていたせいで夜中に充電できていなかったのだ。

充電している時間はないので、まんが喫茶で充電することに。

ジョジョリオンストーンオーシャンを二時間分満喫したあと、高円寺へ向かう。

今回の旅の目的は格ゲーの対戦会だが、もう一つの目的はアメコミスポットの紹介をすることだ。

というわけで、今回紹介するアメコミスポットは、アメコミ喫茶「ACBD」だ。

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アメコミ喫茶「ACBD」の入り口。

少し小さめのビルにあるこの喫茶店は、階段を登って三階のところにある。

エレベーターはないので自分の足で登ってほしい。

 

せっかくだから選んでしまいそうな赤い扉を開けると、こじんまりとしているが、清潔感のある空間が目の前に広がる。

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まず、カウンターにて鍵を受け取り、貴重品以外をロッカーに入れる。

そうすれば1時間600円でアメコミが読みたい放題だ。

ACBDにおいて特筆すべきは、本の多さだ。

アメコミはもちろん、バンド・デシネまで取り揃えており、本棚には様々な漫画がズラリ!と並んでいる。

中には外国語訳された日本の漫画もあり、本棚を探すだけで楽しくなっているぞ。

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見よ、このボリュームたっぷりな本棚を!

中には大昔に光文社から発行された「キャプテン・アメリカ」や「ファンタスティック・4」そしてなんと月刊スーパーマンまで取り揃えているのだ!

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読みたい本が多すぎて1時間じゃあ時間が足りないよ。

また、ドリンクはセルフサービスで一杯30円。

お金払って紙コップに自分で注いで飲む。

貴重な本もあるので絶対に本に零さないように注意しよう。

また、初回の場合はアンケートに答えれば100円引きのサービスもあるので、初回のみ1時間500円で楽しめるのもポイントだ。

高円寺に用があるのであれば、是非行ってみよう。

公式サイトはこちらだ。

アメコミ・BD・海外コミックス日本語翻訳専門漫画喫茶「ACBD」

 

尚、今回の写真はすべて許可をとって撮影している。

ACBDマスターさん、お忙しい中ありがとうございました。

 

というわけで、高円寺で用を済ませたので、秋葉原に行くことに。

朝のおにぎりしかお腹に入れていなかったので腹が非常に空いていた。

とにかくガッツリ油をとりたいということで、秋葉原の「岡むら屋」へ。

ここは以前空腹で飛び込んだら脂身がヘヴィ過ぎて吐きそうになったので、脂身が少なそうな牛しゃぶ肉めしをたのむ。

周りではテラ丼だの大盛りだのを頼む人が多く、自分が老いているんだなと実感した。

そんなこんなで飯を済ませたのでアメコミ専門店「ブリスターコミックス」へ。

ここでは海外のアメコミも販売されているので外国からのお客さんもチラホラと見かけた。

そして、特徴的だったのは小中学生の子どもたちがわいわいと騒いでいたことだ。

「うわーすげえ、これ全部英語かよ」

「あ、これ知ってるか?ワンパンマンの絵描いてる人がこの表紙描いたんだぜ」

と、大いに盛り上がっており、アメコミもブームが来てるんだなあとしみじみと実感した。

僕は林田球先生が表紙を書いたアントマンを探していたが、売り切れだった。

ショックのあまり他の本を買うのを忘れてしまった。

ああ、無念。

 

てなわけで、時刻は3時45分。

もうこの時点で東京ですることはなくなったが、このまま帰るのもあれだなと思い、東京でアントマンを見ることに。

上映時刻は日本橋で16時15分。

7時の電車にも余裕で間に合う時間だ。

東京駅で7時20分新大阪発の切符を先に購入し、徒歩で日本橋へと向かう。

途中迷ったので16時10分とややギリギリだったが映画館につく。

そこで切符を買い、飲み物を買い、シアターへ。

エベレストの予告を僕は何回見ればいいのだろうか。

そんなこんなで映画を堪能し、徒歩で東京駅へと戻り、シウマイ弁当を買って東京を発った。

新幹線の中で思ったのは、やはり飛行機は素晴らしいなということだ。

新幹線の度は嫌いではないが、疲れてる時に三時間もギュウギュウ詰めを体験すると、やはり身体が痛く感じるものだ。

 

と、まあこれが土日で体験した東京旅行の思い出話だ。

次の日は疲れが取れず一日中寝てたし、火曜日はやることがあったので書いてる時間がなかったし、精神的に疲れてたのですることしたあと緊張が緩んで眠りこけてしまった。

おかげで、シルバーウィークは土日に全力で楽しんだことしか思い出にない。

それでも十分すぎるほど楽しんだけどね。

またいつか遊びに行きたいな。

オススメアメコミ紹介第16回:デッドプール/パニッシャー:キルズ・マーベル・ユニバース

というわけで第三回、デップー特集だ。

第二回じゃなくて?と思うかもしれないが、第一回は結構前に紹介してた。

コレ書くまで完全に忘れてた。

やはり見切り発車はダメだな。

よって、今回紹介する三冊目の本はデッドプール/パニッシャー:キルズ・マーベル・ユニバース」だ。

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なんともインパクトの有る表紙だ

なお、帯に書かれたキャッチコピーは

何でもアリかよ!?そうだよ!!

という、実にこの本をうまく表しているものだった。

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大まかなストーリー

ある日、ファンタスティック・フォーデッドプールに惨殺された。

犯人はデッドプールだった。

なぜこのような凶行に及んだか、それは少し前に遡る。

精神科医に化けたヴィランに頭の中を引っ掻き回されたデッドプールは、何かに目覚めてしまった。

その結果、普段語りかけていた吹き出しが消滅し、新たな吹き出しが誕生する。

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ここから、デッドプールの凶行は始まった。

精神病院にいる人間全てを皆殺しにしたあと、デッドプールは各地を渡り歩き、ヒーロー・ヴィランを問わず皆殺しにしていった。

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このページの犠牲者はいつも燃えてるけど焼け死んでいるゴーストライダー、電線に引掛ってるドクター・ドゥーム、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにも出演してたハワード・ダックの三人。

 

さらには、もっと様々なヒーロー・ヴィランを殺していき、スパイダーマンまで射殺した。

事態を重く見たアベンジャーズアベンジャーズ・タワーにて緊急会議を開くも、すでに殺されていたアントマンのピム粒子を使い爆破テロを敢行、キャプテン・アメリカやアイアンマンといったアベンジャーズの中核メンバーが登場してわずか数ページで死亡する。

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爆発に耐えることのできたルーク・ケイジやソーもこの後あの手この手で殺される。

 

この後も、ブチ切れたハルクやベノム、グリーンゴブリン、X-MEN、マグニートといった有名所のヒーローやヴィランも皆殺しにし、さらにはお子様ヒーローチームのパワーパックまで容赦なく殺害(流石に殺害描写はないけど)。

そんな非道の限りを尽くすデッドプールに対し、一人のヴィランが立ち上がった。

タスクマスターである。

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タスキーが手にしているのはパワーパックのコスチュームの残骸。

殺されたヒーローの遺族たちが財産をかき集め、タスクマスターにデッドプール殺害を依頼したのだ。

タスクマスターが捜査を続ける間にも、デッドプールのヒーロー殺しはとどまることを知らず、ついに最終段階へと突入した。

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尺の都合からか、とある手段を用いて在庫一掃処分に乗り出すデッドプール

果たしてタスクマスターはデッドプールを食い止めることが出来るのか。

なぜデッドプールはこのような凶事に及んだのか。

それはコミックを買って確かめよう。

 

感想

面白いことは面白いけど、同時収録されているパニッシャー:キルズ・マーベル・ユニバース」のほうが面白いな。というのが本音。

こちらはデッドプールではなく、パニッシャーがただひたすら手段を選ばず地球上のヒーローやヴィランを皆殺しにしていくというお話。

分かりやすくいえば今作の原作みたいなものだ。

こっちはある意味パニッシャーに共感できるしオチがなんとも言えない切ない感じになっているのでキレイにまとまっている。

こちらはできるだけネタバレ無しで読んでほしいな。

というわけで説明はここまでにしておこう。

コメディを期待している人ならば、多くの人は「この本はイマイチだったなー」という感想が来ると思う。

 

誤解しないで欲しいが、この作品がつまらないというわけではない。

ただ、少し人を選ぶのだ。

ちょっと通ぶった言い回しになるが、いろいろアメコミ読んでマーベルの知識を深めて読むと、この本は面白く感じると思う。

なぜなら、アメコミを全く知らない人がコレ読んでもボロクズのように死んでいくヒーローやヴィランを見てもなんの感慨もわかないからだ。

非常に不謹慎な例だが、あなたが大好きな作家やスポーツ選手が死んだニュースと、あまり知らない作家やスポーツ選手死んだニュースで流れると、どちらがショックがでかいだろうか。

つまりはそういうことだ。

上記したとおり、デッドプールのコメディが読みたいなら他の作品を選んだほうがオススメだ。

 

 

ゲームをしよう!アメコミゲーム紹介:マーベル・パズルクエスト

今回はスマホゲームのお話だ。

という訳で今回紹介するゲームは「マーベル・パズルクエストだ。

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あらすじ

ニック・フューリー率いるヒーローの面々は、ラフト刑務所でドクター・ドゥームと対峙する。

ドゥームはラフトで何やら研究をしていたようで、人間の身体能力を著しく上げる何らかの物質を所持していた。

というエピソードから始まり、スタークの会社が物理的に乗っ取られたかと思えばフューリーがなんやかんやあってシールド長官の資格を剥奪されたりなんだりしたので、フューリーと仲間たちは独自に活動をしていくことになったりする。

というのが序盤のエピソードだ。

 

ゲーム内容

気になるゲーム内容だが、タイトル通り、パズルゲームとなっている。

パズルアンドドラゴンズと似たような操作性だが、こちらはパズルを一つしか動かせないのが特徴だ。

 一つしか消せないのがヤキモキするが、うまくコンボが決まった時は非常に嬉しい。

パズドラプレイヤーの場合少し戸惑うかもしれないが、慣れればなんてことはなくなる。と思う。

ココらへんは慣れるしかない。

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パズルは3つ揃えれば相手にダメージを与えられる。

また、ゲージがたまるとスキルが使用でき、キャラごとに違ったスキルが使えるというのも特徴。

 相手に直接ダメージを与えたり、一列パズルを消したりと、その用途は様々だ。

詳しくは実際にプレイしてみてほしい。

 

ここが良い

ゲームの面白さに関しては人によって感じ方が違うので、ゲーム性以外の評価点を紹介しよう。

 

まず、いろんなキャラクターを使えるというところが挙げられる。

これはまあ当然といえば当然だ。MARVELのゲームなんだし。

名無しのヒドラ一般兵とかデッキに入れても嬉しくもなんともないしな。

このゲームはヒーローだけではなく、ヴィランも使用できるのがポイントだ。

ジャガーノートやダケン、ブルズアイなども使用できるので、ヒーロー嫌いでヴィランが好きならヴィランのチームを作ることも可能だ。

 

以上だ。

本音をいわせてもらうなら、ゲーム性以外にこのゲームの良い所はこれしかない。

ゲーム性にハマれば良ゲーとなるが、あまりハマれなかった場合は微妙ゲーとなる。

 

 ここがイマイチ

課金要素が割高なのがまず目につく。

文化の違いなのだろうか、日本の課金要素と比較すると、どうしても「高い」と感じてしまう。

よって、課金プレイの敷居は日本のスマホゲーより高く感じるかもしれない。

と言っても、正直そこまで課金に重点を置いているゲームではないので、無課金でも「少々不便だな」程度で済む。

よって、無課金プレイをするのであれば、特に問題にはならない。

課金をするならご利用は計画的に。

 

次に、初期ヒーロー所持数があまりにも少ない。

これは個人的に非常にげんなりした。

最初期の可能ヒーロー所持数が、なんと一桁なのだ。

よって、ガチャなどでヒーローを手に入れたとしても所持数いっぱいなら使うことができないのがつらいところだ。

デイリーボーナスなどで貰えるポイントで拡張はできるが、そのポイントを使うと今度はヒーローをゲットするポイントが足らなくなってしまう。

課金をすれば問題は解決するが、それでも前述したとおり割高なので非常に悩ましい。

いろんなヒーローを集めたい人にとっては相当苦痛を感じる要素である。

もっとも、所持数が限界を超えても別に売却しなければならないとかそういったことはないのでいくらでも枚数オーバーは可能だ。

また、ポイントはログインボーナスやらなんやらでもらえるので、人によってはそこまで厳しさは感じないかもしれない。

 

日本語未対応な箇所があるのもやはりマイナスポイントだろう。

個人的にはこういったところがあるのは実は好きなのだが、やはりストーリーを追う人にとっては気になる要素だ。

さっきまで日本語表記されていたのに、何故かいきなり英語で会話をするシーンが数カ所存在する。

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急に英語でしゃべるフューリー長官。

また、スキル解説などもたまに良くわからない日本語の場合もあり、変な翻訳が好きな人以外にとっては多少げんなりするかもしれない。

 

最後に、これは不満点というかネタ要素だが「スクィレルガール」のイラストが酷い。

スクィレルガールとは、リスを操る能力があるスーパーヒロインであり、デッドプールと同じく第四の壁を破ることの出来る、いわゆるコメディリリーフ的なキャラだ。

そんなスクィレルガールは学生なのだが、用意されたイラストがどう見ても三十代にしか見えないと一部で評判になっている。

あいにく僕はまだゲットしてないので、「マーベルパズルクエスト スクィレルガール」で検索して確かめてみよう。

外国人は日本人に比べて大人びているとよくいわれる。

よって、これがアメリカでの標準的な女学生なのかもしれないということは頭に入れておこう。

ちなみに、これはゲームに一切支障はない。あってたまるか。

 

総評

このゲームを楽しむには

ゲーム性が気に入った

マーベルヒーローが好きだ

この二点さえ抑えておけば、十分に楽しめるゲームだといえる。

課金はたしかに割高だが、前述したとおりに別にしなくても十分ゲームは堪能できるので、腰据えてやるよりも空いた時間の暇つぶし程度にやると言った楽しみ方も有りかもしれない。

また、前述した見本約箇所も、もしかしたら将来きちんと翻訳される可能性ももしかしたらあるかもしれないので、今後の更新次第といったところか。

個人的には以前紹介したマーベルオールスターバトルのほうが好きだな。

何はともあれ無料ゲーなので、暇つぶしに試しにやってみてはいかがだろうか。

オススメアメコミ紹介第15回:デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス

今、デッドプールがアツい。

そう感じるアメコミファンは多いのではないだろうか。

8月9月の新刊ラインナップではデッドプールの新刊が2冊同時に出るし、10月にもやっぱりデッドプールの新刊が出る。それも2冊。

ニューアベンジャーズからシージ完結まで5年ほどかかってゆっくりゆっくり刊行されたのに対し、こっちはあっという間に10月で10冊近くのデッドプール本が発売されるというわけだ。何だこの差は。

デップーファンの皆様方にとっては嬉しい悲鳴を上げたくなるかもしれないが、これからデッドプールを知っていきたいという人にとってはかえって困惑するかもしれない。

なんてったって毎月ごとに二冊増えていく計算であり、どれから読めばいいのかわからなくなるからだ。

全部買えばいいじゃんと思うかもしれないが、あまり詳しくないアメコミに約2万円を突っ込んで楽しむというのはよっぽどのお大尽くらいだろう。

アメコミ情報ブログと言う名前上、このビッグウェーブに乗るしか無いということで、9月までの既刊のデッドプールを一週間に一回ほど順番に紹介していこうという企画をたった今思いついた。

 

というわけで、ここから本題。

今回紹介する本はデッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス」だ。

記念すべきデッドプール初翻訳本であり、これ一冊でアクション、コメディ、ゾンビ、恐竜、SF、西部劇が楽しめるという何でもありな一冊だ。

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大まかなストーリー

おしゃべりな傭兵(マーク・ウィズ・ア・マウス)として知られる名うての傭兵であるデッドプール

彼は不死身の体で戦闘の達人、そしてイカレた頭の持ち主として知られている。

そんな彼の今回の雇い主は、世界征服を目論む悪の組織、A.I.M」だ。

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なお、A.I.Mは映画、アイアンマン3にも登場しているぞ。

依頼内容は「謎の生物兵器を現地のA.I.Mの工作員と合流後、捕獲せよ」というもの。

シンプルな内容だが、生物兵器の居るところは恐竜もいれば原住民もいる未知の密林世界「サヴェッジ・ランド」だった。

A.I.Mの工作員であり、メガネが似合うセクシー美女「ベティ博士」と合流後、デッドプールは綿密な計画による大立ち回りの末、原住民に捕まった。

そして、ついにデッドプールは謎の生物兵器を発見するが、それはなんとゾンビになった自分の生首だった。

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果たしてデッドプールは依頼を完遂することが出来るのだろうか?

依頼を完遂する=世界が破滅するけどそれはいいのか。

というのが大まかなストーリーだ。

 

見どころ

なんてったってデッドプール主役の邦訳第一回ということで、非常にバラエティ豊かなエピソードがチョイスされているぞ。

まず、スパイ作品のような潜入が行われたかと思いきや、行き先が密林であり、そこにはパニックアクションのごとく原住民や恐竜がうようよいる。

かとおもいきや今度は宇宙で銃撃戦が行われれたりパラレルワールドを旅するSFアクションへと変貌し、挙げ句の果てにはゾンビが現れるホラーアクションになる。

これ一冊でアクションとコメディとホラーをゲップが出るほど楽しめるのが特徴だ。

特に見どころは、沢山のデッドプールが登場するというところだ。

以前別項目でも語ったが、アメコミ世界では当然のごとくパラレルワールドが存在する。

中には真面目な軍人として活動しているデッドプールもいれば。

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西部劇のならず者なデッドプール

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なお、この世界ではニック・フューリーが保安官をやっている。

中にはなんと女性のデッドプールも居るのだ。

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ナイスバディだが素顔はお察し

物語のキーになってるソンビプールもそんなパラレル世界の住人だ。

 

デッドプールだけではない。

デッドプールの大暴れに巻き込まれる仲間たちもこの物語を面白おかしくしている。

前述したベティ博士の他にもA.I.Mの工作員であり、デッドプールの知り合いに似ている「ビル」や、

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後半になるにつれ挙動がカマっぽくなっていくビル

サヴェッジランドの住人で、アニメ、アルティメット・スパイダーマンにも出演している「ケーザー」もちょい役だが出演するぞ。

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物語後半はひたすらゾンビの群れで、ヒーローヴィラン問わずゾンビになっているが、それでも生き残っている人たち。

そしてそれを追跡するヒドラA.I.Mの面々も巻き込み、物語は収集がつかなくなっていく。

どんなオチが待っているか。

それはコミックを買って確かめよう。

 

デッドプールやアメコミ入門に

デッドプールの情報をネットでしか知らない人のために相当苦労してチョイスしたと思われるこの一冊。

もちろん満点の出来栄えだ。

小冊子で小ネタやデッドプールのオリジンなどを知ることもできるし、いろんなジャンルのエピソードが挟まれ、更にアメコミ特有の「作品途中だけど作画担当が変わりますよ」というのも含まれている。

良くも悪くもアメコミ入門としてもオススメの一冊である。

ちなみに、この作品のエンディングでは次回に続く的な終わり方がしてあるが、2015年9月現在、続編はまだ邦訳されていない。

しかし、このデップーブームを鑑みるに、翻訳される可能性は極めて高いのではないだろうか。

続きが見たい方は、是非購入と布教を。

もちろん新品で購入しよう。

人気作品のためか重版されているので本屋でも比較的見つけやすいし。