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アメコミキャラクター紹介第11回:マンダリン

今週はMARVELのヴィラン週間だ。

また、来週から結構キャラ紹介の回数が減るかもしれない。

今後はゲームとか既刊紹介とか映画情報とかレビューとか、もう少しバリエーションに富んだ紹介もしていきたいしね。あくまで予定だけど。

というわけで、今回紹介するヴィラン「マンダリン」だ。

 

オリジン

マンダリンは、本名不明の中国人であり、「アイアンマン」に出てくるスーパーヴィランの一人であり、宿敵にして強敵の一人である。

そして、その実態はただの人である。

実はマンダリン本人には特に何のパワーも備わってはいない。格闘技は習得しているようだが岩をも砕くパンチもうてなければ、空をとぶことも出来ない。

本人は優秀な科学者であり、色々発明はしているし、その天才的頭脳でもって世界征服をあわや実現しかけたりする。

凄い科学者であることは間違いないのだが、アメコミ世界では更に凄い天才はたくさんいるので、ぶっちぎりで凄いわけではなく、いかんせんパッとしない。

ちなみに、あのパワーキャラとして有名な「ハルク」も天才物理学者である。

そんな彼は、ある日発見した宇宙船の中で見つけた10個の指輪を身につけることで、スーパーパワーを身につけ、超大物ヴィランとして君臨することになる。

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海外版wikiからマンダリン。アメコミ世界では頭脳労働者でも何故か筋肉はモリモリだ。

その後、マンダリンと名を名乗り、中国で大暴れする組織のボスとなった。

なお、マンダリンとは官僚、官吏などの意味であり、西洋の人が中国の官吏などをマンダリンと呼んでいた。

能力

前述した通り、マンダリン本人はただの天才科学者だ。カンフーの達人だが、格闘技を極めているヒーローやヴィランはたくさんいる。

しかし、宇宙船で見つけた10個の指輪が、マンダリンの戦闘力を飛躍的に増大させている。

火だの氷だの電撃など様々な不思議な力を宿した破壊光線を放ったり、物体を変換させる光線を放ったり催眠光線を放ったりする。

また、リングそのものを改良し、パワーアップさせ、アイアンマンを圧倒する力を備えている。

魔法のように様々な自然の力を備えたビームを放つし、見た目は魔導師っぽいので魔法を使うタイプのヴィランに見える。しかし、指輪が宇宙のテクノロジー由来であることから分かる通り、実はアイアンマンと同じくテクノロジーで戦うタイプのヴィランだ。

リングの力は凄まじく、ビーム以外にも拳でぶん殴りアイアンマンのアーマーを破壊させたりアイアンマンにパーフェクト勝ちをしたりと、恐るべき力を持っている。

また、すべての機械のシステムを停止させるマジックアイテムも有しており、アイアンマンの天敵としても有名だ。

また、海外版アニメではハイテクそうな鎧を着込んでいたが、基本的にアジアンテイスト満載な鎧や服を着込んで戦う。

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邦訳されている「エンター・ザ・マンダリン」のワンシーン。この構図がすごくかっこよくて好き。

 

映画でのマンダリン

映画からマンダリンを知った人だと、

「え?こいつそんなにすごい奴だったの?」

と思う人もいるのではないだろうか。

映画を見たことがない人のために、できるだけ配慮して紹介しよう。

映画アイアンマン3にもマンダリンは出てくる。

しかも結構でかでかと紹介されているし、非常にかっこいいヴィジュアルだ。

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http://www.news-gate.jp/article/37648/より。

見よ、このかっこよさと胡散臭さの程よい調和具合を。

翻訳版がでたのは映画公開後だが、昔放映されていたアニメでは活躍していたので、かなり期待していた人も多いのではないだろうか。

しかし、蓋を開ければ非常にがっかりな結末となった。

あの大物っぽさはどこ行ったんだお前。何だそのオチは、警察に連行されるマンダリンなんて見たくなかったぞ。

また、映画3以前から、マンダリン登場の可能性は示唆されていた。

「アイアンマン1」に出てくるテロ組織、テンリングスは、マンダリンの10個の指輪が由来だと思われていて、

「まさか大ボスで出てくるのか」

と思わせといて、テンリングスはアッサリ全滅。

2に至ってはボス戦そのものがアッサリ終了してマンダリンの影も形もなし。

満を持しての3で登場。ついに最高のバトルが見れるのかと思ったら、まさかのガッカリ。いや、映画自体は面白かったしカッコ良かったからいいんだけど。

期待した人にとってはかなり不完全燃焼な結果に終わったと言わざるをえない。

しかし

ネットでは続編でついにマンダリンが大ボスになりそうな続編の存在が示唆されている。演じていた役者さんであるベン・キングズレー氏がマーベル・スタジオと契約を交わしていたこともネットでは流れていたり、それっぽい映像が公開されていたりと、いやが上にも期待が高まる。

しかし、ネットの情報が正しいとは限らないし、あくまでも予測の段階だ。

期待しすぎてずっこけることになるのはよくあることだし、アレコレ妄想して楽しみ、期待を高めるだけにとどめておこう。それもまた映画の楽しみ方の一つである。

 

改めていうが、3はマンダリンがガッカリ以外は良作だぞ。賛否両論分かれてるけど個人的には面白かった。

ガッカリだけどこれはこれで味があって好きだし。

 

おすすめコミック

「アイアンマン:エンター・ザ・マンダリン」がおすすめ。

アイアンマンを一方的にボコり完勝するマンダリンや、アイアンマンのリターンマッチ、マンダリン配下の凄いステレオタイプなアジア人顔が見どころ。

時系列的には、まだアイアンマンが正体を公表しておらず、アイアンマンはトニー・スタークのボディガードだとして世間にもS.H.I.E.L.D(ヒーローを管理したり支援したり裏で暗躍したりするスパイ組織みたいなもの)にも正体は知らされていなかった。

コミック自体は少し地味な印象を受けるが、前知識も必要としないし、登場するヒーローもアイアンマンだけなのでアイアンマン目当てならばアイアンマン入門編としてもちょうどいい一冊となっている。

アイアンマンは他にも色々コミックはでてるが、それはアイアンマン紹介の時に。

いつ頃紹介するかは知らない。