トリビアのようなもの:スーパーマンの呪い
「二週間は続くかもといったな。あれは嘘だ」
というわけで作業が二週間ではなく今月いっぱいにバージョンアップしました。
本格的に6月は忙しくなってきた。
だが全く更新しないというわけにもいかない。
せっかく最近また見に来てくれる人も増えたし。
というわけで今回はトリビアのようなものを紹介。
予め言っておこう。
ぶっちゃけた話今回の話はウィキペディアでも書かれているような記事をここで改めて紹介しているようなものであり、目新しさもクソもない。
掘り下げるつもりもないので与太話以上のなにものでもないことを先に告げておこう。
そしてもうひとつ、今回は下書きなしだ。見直すのめんどくさいと思うくらい時間がない。
よって結構話がとっ散らかったり脱線したりが多い。
そして、おそらく今月はもうろくな記事は書けない。
スーパーマンの呪いとは
事の始まりは、1940年台から始まる。
アメコミを代表し、絶大な人気を誇るスーパーマンは、漫画だけでなく、実写版の映画も放送されるようになった。
日本の漫画で例えるならデビルマンとかガッチャマンとかこち亀があてはまる。
そして当時、実写版スーパーマンを演じていた俳優は「カーク・エイリン」という人だった。
当時はアメコミ最盛期(ゴールデンエイジともいう)、スーパーマンの人気はそれはもう高い。
そんな人気キャラの役をやれるというのは俳優冥利に尽きるというもの。
しかし、世の中そんなに甘くはない。
スーパーマン役という実績は、カーク氏にとってはトロフィー兼呪いの装備になってしまったのだ。
スーパーマン役を終えて以降、カーク氏の仕事は激減してしまったのだ。
その理由が「スーパーマンのイメージがつきすぎてしまったから」だと言うンだから堪らない。
分かりやすく説明するなら、昔のドラえもんを見たあとヤッターマンを見ると、ドロンジョ様がのび太に見えてしまうといったところだろうか。
当時のスーパーマン人気を鑑みるに、なるべく子どもたちの夢を壊したくなかったのだろうか。
そんなわけでカーク氏はこれ以降仕事がろくにもらえず、俳優業を引退してしまった。
これが呪いの始まりだった。
次にスーパーマン役を演じたのは、「ジョージ・リーヴス」という人だ。
「スーパーマンの冒険」シリーズでぶれいくし、一躍スターになったリーヴス氏だが、同じくスーパーマン役のイメージがつきすぎてしまい、それ以降はパっとしなかったそうだ。
スーパーマンの冒険シリーズ終了から約一年後、リーヴス氏は所持していたショットガンによって自殺してしまった。
スランプによる自殺だと言われているが、結婚式を三日前に控えていたこともあり、他殺説も広まり、リーヴス氏のこの騒動はなんと映画の脚本になった。
「ハリウッド・ランド」というタイトルだ。
僕は観てないからコメントしようがない。
次に犠牲になったのは、「クリストファー・リーブ」という人だ。
彼はスーパーマンの映画を4本もこなしている。
時は既に80年代、さすがにこの頃になるとスーパーマンのイメージがどーのこーのということはなくなっており、リーブ氏の名優振りもあり、その後も役をもらって順風満帆な俳優人生を送っていた。
しかしある日、リーブ氏が乗馬をしていると事故によって落馬してしまい、脊髄損傷という重症を追ってしまう。
結果、リーブ氏は引退し、2004年に心不全で亡くなってしまう。
享年52歳。脊髄損傷がなければまだ俳優として十分第一線で活躍できる年齢である。
スーパーマンの呪いは、スーパーマンを演じた俳優だけに降りかかるものではない。
スーパーマンの呪いは、様々な関係者にまで及ぶものだった。
わりかし多いし、有名所だけを紹介していこう。
ジョン・F・ケネディ(大統領):スーパーマンのコミックに特別出演の了解をした年に暗殺される。結局お蔵入りになり、書きなおされたものが出版された。
マーロン・ブランド(俳優):ジョー・エル(スーパーマンの本当の父親)役で出演。その後、息子が殺人を犯したり娘が自殺したり様々な家庭内トラブルが多発。本人は2004年に死亡。
と、ほんの一例を紹介したが、ウィキペディアにはさらにいろんな人が呪いに巻き込まれている。
しかし、どういうわけかヴィラン役で出演した俳優には、こういった不幸が一切発生していない。
それもあって、呪い説は更に信憑性を帯びていくことになる。
なんで呪いなのか
そもそも、なんで呪いと呼ばれているのか。
たしかにショッキングな出来事だが、偶然に偶然が重なっただけじゃないかと思う人は多いだろう。
しかし、この呪いは根拠がある。
その根拠とは、スーパーマンの生みの親の不幸な話が元となる。
スーパーマン原作者「ジェリー・シーゲル」氏と作画家の「ジョー・シャニスター」氏は、当時DCから不遇な扱いを受けていた。
1930年に生み出され、大人気を博したスーパーマンだが、著作権はDCが持っていた。
よって、たとえテレビや漫画が大ヒットしようとも、両氏には全くと言っていいほど利益がなかったそうな。
そのことで両氏は会社を訴え、結果6万ドルの支払いがDCに命じられた。
ちなみに、スーパーマンによって生み出された利益は数百万ドルにも登ると言われ、会社側からしたら、6万ドルなんて今後も生み出されるであろう利益から考えると端金であり、痛くも痒くもない金額だった。
そんな不遇な扱いがあったからこそ、その無念の音量が呪いとなっているのだと、多くのファンは口をそろえてこの一連の騒動を「スーパーマンの呪い」と名づけているのだ。
日本でたとえるなら、カーネル・サンダースの呪いだ。
簡単に説明すると阪神優勝時にどこかのアホがケンタッキーの店先においてた阪神のユニフォームカーネル人形を抱きかかえ道頓堀ダイブを敢行して紛失させたせいで成績が低迷したと言われている都市伝説のことだ。
なお、カーネル人形は事件の24年後に発見された。
本当に呪い?
此処から先は個人的な意見だ。
スーパーマンの呪いは真実なのか否かについてだが、個人的には存在しないと思う。
たしかにスーパーマン関連で様々な不幸な事故は起きた。
しかし、そんなのは単なる偶然で片付けられるし、どこかこじつけのようなものも感じる。
エイリン氏やリーヴス氏はたしかに不幸だったが、リーブ氏は最後にスーパーマンを演じたのは1987年であり、事故が起こったのはその7年後だ。
さすがにこれは呪いは関係ないんじゃないだろうか。
他にもマーロン・ブランド氏の不幸も、スキャンダルとしてはあまりにもすさまじいが、本人は80まで生きているし、呪いは関係ないと思う。
ミュージシャンのマーヴィン・ゲイやサム・クックなんて実の父親やアパートの管理人に射殺されたんだぞ。
サム・クックはある意味自業自得だけど。
他にも言いたいことはあるが、キリがない上に気がつけば結局いつもと同じくらい長くなってしまったのでこれでこの話はおしまいにする。
以上が、スーパーマンの呪いについてだ。
ココらへんで結びの言葉の一つも書いておきたいが、そんな気力がないので割愛する。
でもこれだけは書いておこう。
現在スーパーマンを演じている「ヘンリー・カヴィル」氏は、たとえスーパーマンの呪いがあったとしても、それを弾き飛ばし、ヒーローは呪いなんかに負けないって事をぜひ証明して欲しい。