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アメコミドラマ紹介:エージェント・オブ・シールド

ハリウッド映画のFBI、ゴジラ映画の自衛隊ルパン3世ICPO等など、これら現実世界のエリート組織は、映画ではほぼ必ずと言っていいほど噛ませ犬となる。

銭形警部は結構ルパンを追い詰めたりするけどね。

FBIはクリスマスに地方の警官以下の無能ぶりを発揮し返り討ちにあい、自衛隊の戦車は悲しいほど無力であり、ICPOは毎回ルパンにしてやられる気持ちのよい連中だ。

でも、これは仕方のない事だと言える。

誰もマクレーン刑事の頑張りをぽっと出のエリートによって全て台無しにされてほしくないし、ルパン一行が1話毎に脱走して捕まるところなんて見たくもないし、ゴジラ映画にジラが出てきても嬉しくもなんともない。

現実世界でエリートであれば有るほど主人公が輝き、かっこ良く見えるので、彼らエリート組織は映画を盛り上げるために必要な存在とされているのだ。

 

では、これらエリート組織が主人公の作品ではどうだろうか?

 

今回紹介するドラマ番組「エージェント・オブ・シールド」は、そんなエリート組織である「シールド」にスポットを当てたドラマだ。

 

シールドとは

シールドとは、マーベル世界における架空の組織の略称だ。

英語表記で「S.H.I.E.L.D.」と表記されており、なんの略称なのかは作品や時系列によって多少異なる。

今回は、シネマティックユニバースにおける戦略国土調停補強配備局」としてシールドの紹介をしていこう。

※「シネマティックユニバースってなに?」って人は当ブログのアメコミの基本~映画とアニメと漫画の世界~ を参照。

シールドの主な活動内容は、ヒーローの管理や監視だ。

突如現れた人間離れした力を持つヒーローたち。

そんな存在は国からすれば、歩く不発弾のような存在だ。

よって、スーパーパワーを持った連中が悪事を働いたり余計なことをしでかさないように見張り、最悪の事態を回避するために活動する組織。

それがシールドである。

 

シールドの活躍

ヒーローを監視して、ある時は最悪の事態を想定して素早く動くことを要求されるシールドは、もちろんその道のスペシャリストで結集されたエリート集団だ。

そして、エリート集団の名にふさわしく、映画では結構ズタボロになっている。

「アイアンマン」ではアイアンモンガーにふっとばされ、「アベンジャーズ」では仕事中にギャラガやってたりヘリキャリアが墜落寸前のところまで追い込まれたり、「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」では組織中の結構な人数が悪の組織「ハイドラ」の構成員だったり、ヘリキャリアを三機墜落させ、億単位の被害総額をたたき出している。もちろんドル換算だ。

国家組織なので税金から捻出されているとなったら、一体何人のお偉いさんのクビが飛ぶだろうか。

 

と、あからさまに悪く書いてしまったが、そんなシールドはマーベル世界においては無くてはならない存在だ。

ヒーローを管理しているからこそ対策も練れるし、素早く行動できるので被害を最小限に抑えることもできるのだ。

また、集団だからこそできることも多く、多くても数人しかいないヒーローチームよりも頼りになることも有る。

ヒーローと協力することで早期の事件解決も可能であり、非常に頼れる組織なのだ。

 

ドラマのストーリーと感想

すっかり忘れていたが、今回はドラマの紹介だった。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は、そんな頼れるエリート集団、シールドの活躍を描いたドラマだ。

ストーリーは、作中で非業の死を遂げたと思われた「フィル・コールソン」が実は生きており、そのコールソンの指揮のもと、シールドのエージェントが大活躍をするというお話だ。

なお、ドラマの監督は、アベンジャーズの監督でもあるジョス・ウェンドン氏だ。

アベンジャーズがすごい好きだというのなら観ても損はないぞ。

どうしよう。もう説明が終わっちゃった。

 

で、そんなドラマの感想だが、凄く面白い。

冒頭でエリート組織=噛ませと書いたが、このドラマを見ると、もはや噛ませ集団とは言えないくらいにシールドの面々が輝いている。

実は僕もまだこの記事書いている時点で1話しか見てないが、本当にカッコイイのだ。

ザ・組織って感じで。

ドラマなので映画よりも1話1話は短いが、非常に濃密な内容のドラマを楽しめたぞ。

また、シネマティックユニバースの出来事なので、映画のストーリーも大きくドラマに影響しているのが面白い。

ところどころ映画の出来事を匂わすセリフがあったりすると、思わずニヤリと笑ってしまうので、ディープに楽しみたいのであれば、映画を全部見ることをおすすめする。

特にアベンジャーズを見ているのといないのとではコールソンの印象が大きく違ってくると思われるので、少なくともアイアンマンとアベンジャーズは観ておこう。

映画単体でも面白いぞ。

でも、ヒーローの派手な戦いが見たいのであれば合わないかもしれない。

活躍するのはあくまでも普通の人間なので、スーパーパワー同士の殴り合いが起こる可能性は極めて低いのだ。

また、アイアンマンやハルクは恐らく出てこないので、ヒーローが出てくるのを期待しない方が良いと思われる。

また、このドラマを見ようと考えているなら、ネタバレが含まれているのでウィキペディアは絶対に見ないことをおすすめする。

………見ちゃったよ。後悔したよ。

ここまで細かく書かんでもいいじゃないか。

 

視聴方法

で、そんな非常に面白いドラマ「エージェント・オブ・シールド」は、現在日本テレビで地上波の放送が開始されている。

金曜深夜26時50分。つまり深夜三時頃に放送しており、2015年4月3日からスタートしている。

つまり、相当夜更かししないと見ることが出来ない。

夜型の生活をしているならともかく、この時間まで起きているのは相当つらい。

そんな人も多いと思う。

そんな人は、huluで見るのがオススメだ。

huluならば、好きな時間に見ることができるし、期間は限定だが見放題なので、端末が有り、最速で見たいという人以外は、こちらがオススメだ。

睡眠時間は大事だしな。

ちなみに、吹き替えでしか見ることは出来ないようだ。

 

なお、エージェント・オブ・シールドのスピンオフ作品が、マーベル映画のブルーレイにボーナストラックとして収録されているのも紹介しておこう。

店に立ち寄ったら強盗がいたので軽く蹴散らすコールソンや、アベンジャーズに出てきた雑魚戦闘員「チタウリ」の銃をめぐるお話など、これを見ればますますマーベルシネマティックユニバースの世界が細かくわかるので、是非観てみよう。