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アメコミキャラクター紹介第四回:スーパーマン

パズドラでもDCコラボが起きましたし、今週はDC重点で行こうかなと思ってます。

というわけで、世界で最も有名なヒーロー、スーパーマンの紹介だ。

 

アメコミ初のスーパー・ヒーロー

スーパーマンを知っているか?

と聞かれて、知らない人間はほとんど居ない。

それほど、スーパーマンは有名であり、偉大な存在でもある。

そして、スッパマンを始め、日本でも様々な漫画でパロディが作られるほどの人気を誇る。

「あれはなんだ?」「鳥だ!」「飛行機だ!」「いや!スーパーマンだ!」

このキャッチフレーズは今でも有名である。

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これは、スーパーマン初連載時の表紙だ。

今でこそ、そこまでインパクトはないように感じるが、当時は非現実的だとされ、荒唐無稽な表紙だと評価は高くなかった。

しかし、ここからスーパーマンの、そして、スーパーヒーローの歴史は始まっていく。

ちなみに、スーパーマンの初版本は現在プレミア価格がついており、オークションで億単位の値段が付いている。

 

オリジン

スーパーマンことクラーク・ケントは、地球人ではない。

カル=エルという名前であり、クリプトン星という星の人間だった。

ある日、クリプト星が消滅の危機に瀕することとなった。

惑星崩壊の際に父親、ジョー=エルは、息子だけでも助けようと宇宙船に乗せ、地球へと飛ばした。

その際、優しく正しい心を持った老夫婦ケント夫妻に拾われた。

子供の居ないケント夫妻は、カル=エルを育てることにし、ケントという名前をつけた。

こうして、カル=エルは、クラーク=ケントとなった。

成長する毎に、明らかに普通の人とは違うパワーを持つことに悩み、苦しんだが、それでも両親の手助けにより、ひねくれず、まっすぐと成長していった。

そして、この力を使い、困っている人を助けようと誓いをたて、ヒーローとして活動を開始する。

これが、スーパーマン誕生の瞬間である。

そして、「自分の力だけでは救えない人も救うために」と、大学でジャーナリズムを学び、デイリー・プラネットに新聞記者として働くことになった。

普段は冴えないでくのぼうとして、編集長に怒られ、同僚のロイスに呆れられながらも、いざというときは世界最強のヒーロー、スーパーマンとして活躍し。

人々を助け、時には悪を倒し、世界平和のために、今日も戦い続けているのだ。

 

能力

一言で言えば、最強である。

数十万トンのおもりを持ち上げ、核爆発にも耐え、目からビームを発射し、吐く息で相手を凍らせたり、台風を巻き起こし、コマ送りにしても捉えられないほどの超高速移動が可能であり、空を飛ぶ。

おまけに催眠光線まで使えるし、透視能力もある。コンピューター以上の情報処理能力も備え、頭脳は明晰

エネルギー源は太陽光だが、バッテリーのごとく補充できるので真夜中でも問題なく力を無尽蔵に使える。まさに最強と呼ぶにふさわしい能力だ。

ちなみに、普段スーパーマンが素顔を晒しているのに正体がばれないのは、催眠波を発しているからだ。

よって、スーパーマンの正体を知っているのはケント夫妻のほか、一部のヒーローだけだ。

 

そして何より、スーパーマンが最強な理由は、そのヒーロー魂にある。

決して諦めない強い心と、高潔な魂は、まさに最強のヒーローにふさわしく。相手がだれでも諦めず、立向かう。

心優しき正義の心と、無敵の力。まさにスーパーヒーロの象徴といえるのだ。

 

弱点

スーパーマンにも弱点はある。

それは、クリプトナイトと呼ばれる鉱物だ。

これを近づけると、スーパーマンの力は急激に弱まるばかりか、長時間近づけると死に至る恐るべき石だ。

また、魔法の類にも弱く、魔法の力を使ってくる的にはかなり苦戦を強いられる。

さらに、優しい心も時には弱点となり、あっさり罠に引っかかるし、かんたんに騙される。

と、結構弱点だらけじゃないかと思うかもしれないが、ここまであの手この手を使わないとスーパーマンに傷1つつけることができないのだ。

考えて欲しい、核でもダメージを与えることができないこの男をどうやって正攻法で倒せというのかを。

ヴィランだって、好きでやられているわけではないのだ。

 

現在76年目

スーパーマンは、2013年で75周年を迎えた。

その時に作られたショートムービーがコチラだ↓


Superman 75th Anniversary Animated Short - YouTube

 

スクショを撮っていちいち解説するのが面倒なので割愛するが、

第一話の表紙から始まり、初期は飛べなかったので走っている。

そしてデイリープラネットや空を飛ぶ能力の設定がつきはじめ、

実写版スーパーマンや、巨大化した親友、ジミー・オルセンを始め、何でも小さくしてしまうブレイニアックやスーパーマンのクローンであるビザロとの戦い。

ちなみに、あの雪山はスーパーマンの本拠地だ。

その後はバットマンワンダーウーマンたちが登場し、気になるのはその次のボクシングだ。対戦相手はモハメド・アリである。

実は、「スーパーマンモハメド・アリ」は実際にコミックで連載された上に翻訳版もでている。実物を見たことはあるが、プレミア価格4000円オーバーと少し手が出なかった。その時600円しか持ってなかったし。

そしてまた映画の再現と、ATARI版スーパーマン

そして、最強の宿敵ドゥームズデイとの戦いにより、スーパーマンは戦死する。

その後、スーパーマンの志を受け継いだヒーロー達。この人達もいずれ紹介したいな。

そしてアニメ版スーパーマンに、DCヒーロー勢揃いの漫画「キングダム・カム」

そして設定のリメイクによるリランチのスーパーマンが現れ、最後に映画「マン・オブ・スティール」のスーパーマンが登場する。

 

やたら解説が長くなったが、これだけの話をわずか2分でまとめている超傑作短編アニメなので、スーパーマンにハマったら、改めて是非見て欲しい。

なお、さりげない自慢だが、実はスーパーマン75周年記念マント(非売品)を僕はゲットしている。懸賞があたったのだ。

しかし、手に入れて非常に申し訳ないが、モノが結構チープ。

 

おすすめコミック

スーパーマンに限ったことじゃないが、DCコミックは設定のリランチを行ったおかげか、初心者に非常に優しいコミックスが多い。

私服でヒーロー活動をしていた頃のスーパーマンのお話「スーパーマン:アクションコミックス」や、スーパーマンであることに悩み、苦悩しヒーローとして立ち上がる一人の人間の話を描いた「スーパーマン・フォー・オールシーズン」あたりがおすすめだ。

ド派手なアクションや戦いが見たいなら前者、スーパーマンの成長話が見たいなら後者が個人的におすすめ。

また、昔連載されていた小野耕世氏翻訳版スーパーマンも面白い。面白いがまず普通の古本屋で見かけることはない。

翻訳のセンスが極めて絶妙であり、一番おすすめ。