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アメコミを読もう!~アメコミ情報ブログ~

アメコミを読み始めたい、どんなヒーローが居るのか知りたい。そんな人のためのブログにしていきたいと思います

オススメアメコミ紹介第14回:アントマン:セカンド・チャンスマン

映画「アントマン」まで後だいたい二週間。

よって、今回は公開記念として最近出たばかりの本を紹介だ。

というわけでアントマンセカンド・チャンスマン」である。

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大まかなストーリー

二代目アントマンであるスコット・ラングは離婚歴あり犯罪歴あり死亡歴ありと、非常に多難な人生を送っている40代のおっさんヒーローだ。

娘はなついてくれるものの、元嫁さんには半ば愛想を尽かされかけ、日々の食事にも困るという有り様だった。

散々な経歴に加えちゃらんぽらんな性格も関係し、まともな職につけないラングが訪れたのは、アイアンマンことトニー・スタークの会社である。

保安主任として雇ってもらおうと面接に行くも、面接の内容はガタガタな上にスターク本人直々にダメ出しを食らう。

そんな若干ボンクラなラングが、お情けで二次選考まで残してもらったり、自分で会社を興したりと、セカンド・チャンスを掴むためにとにかく奮闘する。

というのが大まかなストーリーだ。

 

スコット・ラングという男

当ブログでは2015年9月現在、初代アントマンであるハンク・ピムしか紹介していないので、簡単に二代目アントマンことスコット・ラングを紹介しておこう。

初代について知りたかったらウィキペディアか右のカテゴリー「ヒーロー:MARVEL」からどうぞ。

スコット・ラングは元は電気技師だったが、家族を養うために泥棒をしていた。

心臓病にかかった娘を救うためにアントマンスーツを盗みにピムの家に忍び込む。

そこからなんやかんやあり、娘は助かり、ラングは罪を償おうと自首するも、ピム直々の推薦により、二代目アントマンとして活動することになる。

話はしょりすぎだろと言いたいだろうが、この「なんやかんや」は今回の「セカンド・チャンスマン」において非常に重要な要素なので、知りたかったらぜひともコミックを買って確かめてほしい。

そんなラングこと二代目アントマンだが、ヒーローとしての知名度は低い。

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初代がMARVELトップクラスの天才だったり人気もあったりで、やはり初代の人気を超えるのは並大抵ではない難しさなのだ。

そんな彼の面接内容の一部を紹介しよう。

まず、スーツ姿はスーツ姿でも、アントマンのスーツ姿で面接を受ける事から始まり、

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就活生の方々へ、面接時には帽子やサングラスは外すように。理由を言う必要はないだろ。

しょっぱなからグダグダな面接、

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就活生の方々へ、履歴書の両面印刷はやめておきましょう。理由はググればわかる。ホッチキスもNGよ。

そして独特すぎる経歴。これはヒーローとしては仕方ないことだけど。

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なお、死亡歴があるヒーローはかなり多い。あのキャプテン・アメリカも死亡歴あり。

そんな彼だが、娘のことは大事に思っており、良い父親になろうと努力をし続けている。

ちゃらんぽらんな駄目オヤジだが、根っこは善良なのだ。

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小さくなってスマホで大画面映画を楽しんだり歯磨き粉を節約したりと慎ましい生活を送るラング。

B級たちのセカンド・チャンス

後半に入ると、彼は自ら警備会社を興す。

社員はB級のマイナーヴィランである。

社員第一号は、クマの着ぐるみを着込んだ巨漢の男「グリズリー」だ。

グリズリーはアントマン違いでラングを襲うが、勘違いだったことを詫び、改めてラングの会社で働くことになる。

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余談だが、スパイダーマンにはサイの着ぐるみ(というかパワードスーツらしきもの)を着込んだ「ライノ」というヴィランが居るが、こっちはややメジャーなヴィランだ。アニメや映画にも出演済みだし。

 

そんなグリズリーが紹介したのが、「マシンスミス」だ。

生体マシンであるマシンスミスは現在更生し、保釈中の身である。

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子供のお遊戯にヴィラン役として呼ばれ、しかも代金を値切られる元ヴィランの生体マシン。

そんなこんなでラングの会社は事業が始まったのだが、宣伝カーがどう見ても害虫駆除業者の宣伝カーにしか見えなかったり、一流どころのヴィランである「タスクマスター」から「宿敵とか勝手に言うな」とけなされたり散々な目に遭う。

ラングは果たして成功するのか。

それはコミックを買って確かめよう。

そして感動し、「自分も会社を興すんだ」と思ったのなら、権利関係はきちんとしよう。

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感想

正直あまり期待していなかったが、大当たりだ。

序盤の面接の展開は個人的に少し読んで胃が痛くなったが、全体的にまとまっているし、スコット・ラングがどんな人物なのかというのがよく分かる。

所々笑える要素があるのは原作の面白さもあるだろうが、翻訳も関係していると思う。

スラスラと頭に入ってくるし、とっつきやすいのは翻訳の妙なのではないだろうか。

コメディが大好きな人ならあまり詳しくなくても十分に楽しめる。

娘のために頑張るダメなお父さんが好きな方にオススメできる一冊だ。