スパイダーマンアニメの歴史
ディスクウォーズアベンジャーズ(以下DWA)が終わったと思ったら、早くも別のアメコミアニメが地上波(テレビ東京)で放送されている。
その名も「アルティメット・スパイダーマン・ウェブウォーリアーズ」だ。
この作品は「アルティメット・スパイダーマン」の第三シーズンに当たる作品であり、第一シーズン第二シーズンはインターネットで配信されていた。
第一シーズン第二シーズンが見たいのであれば、4月25日からDlifeにて再放送予定なので、興味が有るのであればぜひ登録してみてみよう。
面白いぞ。
個人的には、これでDVD化の望みがわずかに出てきたのが嬉しいね。
過去記事でも出てくれなんて書いていたが、まさか本当に望みが出てくるなんて思わなかったよ。
スパイダーマンは、マーベル・コミックでも人気がかなり高いヒーローだ。
そのためか、様々なメディアミックスがなされている。
ゲーム、アニメ、映画はもちろんのこと、USJでもアトラクションで活躍しているし、なんとブロードウェイミュージカルにまでなった。
挙句の果てには、CRベノムの逆襲なんてパチンコにまでスパイダーマンが!
ちなみに、スパイダーマンのミュージカルは事故が相次ぎ散々だったそうな。
やはりヒーローのマネは良い子も大人も危険だからマネしちゃいけないってことなのだろう。
で、ここからが本題だ。
そんなメディアミックスが多いスパイダーマンは、中でもアニメが沢山放送されている。
ウィキペディアで詳しく調べてみると、1967年から始まり7回もリメイクされ、アニメシリーズが放送されているのだ。
分かりやすく言うとDr.スランプの3.5倍だ。
リメイク版のタロさのキャラデザ変更はまあ仕方ないと思う。時代の流れだ。
日本でも放送されたりビデオで販売されたりしているが、当時からアメコミマニアでもない限り、全シリーズを見ている人はそうそういないだろう。
というわけで、今回はそんなスパイダーマンのアニメの歴史を紹介していくぞ。
ちなみに、僕も実はそんなに詳しくなかったりする。
よって今回の記事は、ところどころ知っている話をウィキペディアやらなんやらで補完していくだけなので、詳しい方からすれば当記事は失笑モノになることは必至だ。
つまり、いつもどおりってことだ。
スパイダーマン
記念すべき一作目は1967年に放送された。
全52話で、三年間に分けて全52話放送されたらしい。
僕まだ生まれてもいない頃なので、これ以上なんとも言えない。
特筆すべきは、テーマ曲だ。
スパイダーマンおなじみのあのテーマ曲「スパイダーマンのテーマ」OPであり、今も多くの人が知っているテーマソングだ。
名曲だよね。
この曲は、後に多くのミュージシャンによってカヴァーされており、有名なところではエアロスミスやラモーンズがカヴァーしている。
個人的に好きなのはマイケル・ブーブレ版だ。
ベニー・グッドマンの「sing,sing,sing」のイントロからスパイダーマンの曲に移行するやつ。
なお、日本でも放送されており、故・富山敬(ヤッターマンのナレーターやゲストキャラ、銀英伝のヤン・ウェンリーなど)氏や、故・北村弘一(シンプソンズのバーンズ社長、ディズニーのスクルージ・マクダックなど)氏が吹き替えをしているぞ。
また、当時は敵の名前も変わっていた。
ドクター・オクトパスがたこ八博士というまんまなネーミングになっていたりもするが、これは別にこの作品だけに当てはまることではない。
この時代、まだそんなに横文字は横行していなかったのだ。
よって、和訳された名前であることは多い。
ファンタスティック・フォーに至っては宇宙忍者ゴームズなんてチーム名になってるし。
なお日本版では、OPソングでスパイディはクモ人間呼ばわりされていたりする。
スパイダーマン&アメイジングフレンズ
この作品は、スパイダーマンだけではなく、X-MENのアイスマンや、アニメオリジナルキャラのファイヤスターがレギュラーで、他にもキャプテンアメリカやアイアンマンもゲストとして登場する。
こちらは1981年開始であり、これもまだ僕が生まれる前の作品だ。
しかし、作品そのものは数話だけ見ている。
実に一昔前のアニメ作品といった感じで、面白い。
小難しいこと考えずに楽しく見れたぞ。
コチラはマグニートーやアイアンマンなど、一部キャラは若干呼び方が今とは少し違っているが、名前は原作版とほぼ同じだ。
しかし、どういうわけかドクター・ストレンジだけ不思議博士という名で呼ばれている。なぜだ。
また、サイクロップスのオプティック・ブラストも目玉光線と呼ばれている。
間違ってないけどもっと他の呼び名はなかったのか。
この作品で特筆すべきは、登場人物の一人、ファイヤスターだ。
彼女はこのアニメオリジナルのキャラだったが、逆輸入されアメコミ世界でも登場することになる。
名探偵コナンで例えるなら高木刑事のようなものだ。
スパイダーマン(90年代版)
上記のようなペースで紹介したら文字数が膨れあがるからあっさり風味で紹介していくぞ。
前作からピョーンと飛び、1994年に放送されたのがこれだ。
さすがに80年代と比較すると、アニメの質がグーンと良くなっているぞ。
作品の世界がさらに広がり、アベンジャーズやファンタスティック・フォー、X-MENはもちろんのこと、パニッシャーやブレイドなど、実に多くのヒーローがゲスト出演している。らしい。
日本でもカートゥーンネットワークで放送されていた。
スパイダーマン・アンリミテッド
コチラは少し今までの作風とは違う。
なんてったって舞台が地球ではない。
実は見たこと無いので詳しい話は出来ない。
なお、現在同名の無料アプリがスマホで遊べるが、こちらは様々なスパイダーマンが登場する。
こちらはいつかレビューしたいね。
スパイダーマン・新アニメシリーズ
このシリーズの最大の特徴は、なんてったってフルCGだということだ。
3Dアニメーションの絵柄は見る人を若干選ぶ気もするが、ストーリーそのものはかなり面白いぞ。
DVDも販売されているので気になったら即アマゾンで購入して見れるのも嬉しい。
全13話なのでなんシリーズも続く作品ではなく、気軽にパパっと全話見れるペースなのもグッドだ。
今まで紹介したシリーズでは一番オススメ。
スペクタキュラー・スパイダーマン
新シリーズから一点、またアニメに逆戻り。
絵柄は実にアメリカのカートゥーンという感じで、キャラが可愛いのが特徴だ。
また、個人的にOPはこの作品が一番好き。
このセンスがたまんないね。
曲もなかなか自分好みだ。
冒頭で第一回目の表紙の再現をしているぞ。
だが、この時期にディズニーがマーベルを買収したため26話で製作終了となっている。
よって、日本ではディズニーXDで放送されていたが、DVD化はされていない。
アルティメット・スパイダーマン
2015年現在放送されているのがこれだ。
スパイダーマンは原作は暗いエピソードも多いが、これはほぼコメディなので本当に安心して見れるアニメだから好きだ。
悪くいえばお子様向けとも取れるかもしれないが、それでもいいんだ。
なんでアニメ観て憂鬱な気分にならなきゃならんのだ。
いろんなヒーローがゲストで出るのも嬉しいね。
ただ、この作品のスパイダーマンはどこかデッドプールじみている。
テレビ東京で毎週火曜夜6時半から大好評放送中だ。
もしくはニコニコ動画でも見ることができるぞ。
どうか見れない僕の代わりに見て視聴率を上げたり、応援のハガキなりメールなり送りまくってくれ。
そしてお便りには全シーズンDVDで見たいという言葉をどこかに入れておいてくれ。
以上が、スパイダーマンアニメシリーズの歴史だ。
DWAや、他のアニメも含めるともっと登場してると思うが、調べるときりがないので調べない。
更にゲームも調べるとなると、とんでもない数になりそうだ。
ATARIの時代まで遡らなきゃならない。
だからこちらもカットだ。
と、まあ、これだけたくさんのメディアミックスがなされており、それほどスパイダーマンは人気のあるヒーローなのだ。
今日もどこかでスパイダーマンは映画や漫画、ゲームやアニメの世界で糸を飛ばし、悪党をぶん殴り、ぶっ飛ばされ、JJJにバッシングされているのだろう。
負けるな、スパイダーマン。
スパイダーバースはなんとなくだが翻訳されそうな気がするからそれまで読まないぞ。
どっちにしろ英語読めないし。