オススメアメコミ紹介第3回:パシフィック・リム:イヤーゼロ
今回は映画を見てない人にはあまりおすすめできないコミックの紹介だ。
と言うか今回は映画8コミック2の割合だ。
皆さんは映画「パシフィック・リム」をご覧になっただろうか。
僕は見た。いやあ面白かった。
見てない人のために簡潔に映画の内容を紹介すると。
巨大ロボットが怪獣をぶっ倒すお話。この一言である。
実際に内容はこの一言で済ますことができるぞ。
大まかなストーリーはこうだ。
ある日海から「カイジュウ」が現れてアメリカに甚大な被害をもたらした。
米軍が死闘の末なんとか撃退できたけど、そこからさらにカイジュウがひっきりなしにやってくるし、カイジュウの血液は猛毒だからなるべく爆弾なんかでぶっ飛ばさないようにしなければ出てくる度に人が住めなくなる場所が増える一方だった。
そこで解決策が「イェーガー」と呼ばれる人型の巨大ロボだ。
怪獣の血液(カイジュウ・ブルー)をなるべくぶちまけないように、イェーガーはぶん殴ったり熱で傷口を塞ぎつつ殺すといった、被害を最小限に抑える兵器で戦う。
動かすためにはとある方法が必要だが、詳しくは映画か、もしくはウィキペディアで確認して欲しい。
イェーガーの効果は抜群で、カイジュウの襲撃も何とか食い止めることができたのだが、急にカイジュウの出撃頻度や能力が強まっていき、再び人類は窮地に陥り始めた。
コスト面の問題もあり、各国代表のほとんどがイェーガーの開発を中止。
そんな中、司令官「スタッカー・ペントコスト」は残った4体のイェーガー「ジプシー・デンジャー」「ストライカー・エウレカ」「チェルノ・アルファ」「クリムゾン・タイフーン」で、カイジュウの本拠地を潰す計画をたて、人類最後の攻撃に移る。
というのが大体のストーリー。
感想だが、頭を空っぽにして見れる良い映画だった。
正直これを映画館で見れて本当に良かったと思う。
前述したとおり、巨大ロボットが怪獣を倒すお話という一言に集約されており、人間ドラマはかなり控えめだ。
とにかく巨大な怪獣を殴ったりロケット飛ばしたり剣でぶった切ったりと、ロボットアクション好きなら興奮することまちがいなしだ。
映画館で見れないのが残念だが、興味があるなら是非身て欲しい。個人的に好きなイェーガーはチェルノ・アルファとクリムゾン・タイフーンだ。
第一世代の超旧型イェーガーにしてイェーガー随一のパワーを誇るロシアのチェルノ・アルファ。
そして洗練されたフォルムと鮮やかな赤、そして必殺技「雷雲旋風拳」を使う中国のクリムゾン・タイフーン。
この二機の活躍はぜひ見逃さないで欲しい。
なんかもう言いたいこと言い切っちゃったのでコミック紹介はあっさり風味で行こう。
今回紹介するアメコミ「パシフィック・リム:イヤーゼロ」は、そんな映画本編の前日譚に当たる。
表紙はかっこいいぞ。でも戦闘シーンはほぼ無いぞ。
カイジュウが初めて街を襲った日の話
イェーガーの製作過程
本編主人公ローリー・ベケットと、双子の兄ヤンシー・ベケットのちょっとした兄弟げんか
など、様々な話が書かれている。
作品の感想としては、映画にドはまりした人なら読む価値は十分にある作品だといえる。
そして、映画未見の人にとってはおすすめは出来ない。これ単体で見るとおそらくつまらないという感想をウケる可能性が高いからだ。
本作は、映画と比較すると人間ドラマを重視した作りになっている。
つまり、イェーガー同士のド派手な殴り合いはほとんど見ることができない。
あるにはあるが、戦闘シーンが非常に少ないのだ。
よって、映画を見る前に読むのではなく、映画を見たあとに読もう。
また、タイトルには「オススメアメコミ」と銘打っているが、不満がないわけではない。
と言っても個人的に好きなイェーガーの出番が全くなかったというだけだが、やはりチェルノ・アルファとか出して欲しかった。
あの無骨なデザインが好きなんだ。
あとコヨーテ・タンゴも。