アメコミを読もう!~アメコミ情報ブログ~

アメコミを読み始めたい、どんなヒーローが居るのか知りたい。そんな人のためのブログにしていきたいと思います

アメコミキャラクター紹介第18回:アイアンマン

なんかすごい久々にキャラ紹介をする感じだ。

今回はメジャーなヒーロー「アイアンマン」の紹介だ。

 

オリジン

アイアンマンの本名は「アンソニーエドワード・スターク」だが、トニー・スタークの愛称で親しまれている。

巨大な軍需産業の一人息子として産まれたスタークは、両親が20歳の時に他界してしまったため、若くしてスターク重工の社長となった。

生まれながらに持っていた才能と恵まれた環境により、スタークは17歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)を主席で卒業し、新技術を沢山生み出し、会社をさらに発展させた。

そんなある日、新兵器のテストにベトナムまで視察に来ていたスタークは、ジャングルで敵の仕掛けた地雷を踏んでしまい、負傷していたところをゲリラに捉えられてしまう。

 

余談だが、この設定は時代が進むごとに変わっている。

初登場時はベトナムだったが、現在ではアフガニスタンに変わっている。

しかし、大怪我をし、ゲリラに捕まるのに変わりはない。

 

その後、ゲリラに治療と引き換えに兵器づくりを強要される。

従うふりをし、ゲリラの目を盗み、同じく誘拐されていた科学者、「インセン」の力を借りつつ、パワードスーツを開発した。

ゲリラを撃退し、なんとか国に帰ることが出来たスタークは、パワードスーツを正しいことに使うため、ヒーローとしての活動を開始する。

こうして、アイアンマンは誕生した。

今でこそ正体は公表しているが、当初はまだボディガードという名目でヒーロー活動を行っていた。

その後、ヒーローチームアベンジャーズを結成。

チームの中核として活躍をする。

f:id:minotaki:20141217111713j:plain

ヒーロー1このポーズが似合うと思う。すごくかっこいい

 

能力

天才的頭脳、そしてパワードスーツがスタークの武器だ。

アメコミ世界は天才的頭脳の持ち主が非常に多い。その中でもスタークはトップクラスの頭脳の持ち主であり、スタークと互角の頭脳を持つヒーローはアントマンこと「ヘンリー・ピム」と、ミスターファンタスティックこと「リード・リチャーズ」くらいである。他にもいそうだけど。

その天才的頭脳から作られたスーツは常に進化しており、結構な頻度でバージョンアップが行われている。

アーマーには様々な能力が備わっており、高い防御力や「リパルサー・レイ」と言った光学兵器、そして飛行能力などが備わっている。

なお、今でこそ↑のようなかっこいいアーマーを装着しているが、連載初期はヒーローと言うよりホラー作品に出てきそうな見た目だった。詳しくは↓を参照。

アイアンマンのアーマー一覧。どれが好きかな?

他にも、ただバージョンアップするだけではなく、対策に特化したアーマーを作ったりもする。

暴走したハルクに対抗するために開発したハルクバスターを初め、ソーやマグニートーなど、様々な最強クラスの相手を想定したアーマーは多い。

f:id:minotaki:20141217113102j:plain

ハルクバスター。非常に無骨なデザインだ。

また、アーマーだけではなくスターク自身の能力も強化するために、ナノマシン「エクストリミス」を注入し、考えるだけでアーマー装着を可能にしたり、数十体ものアーマーを同時に操るなど、人間離れした能力も習得した。

他にも、キャプテンアメリカから格闘技の手ほどきを受けているので、格闘もそれなりにこなせるが、そもそも生身で立ち向かうことは無いし、ちょっと強い程度だ。

また、自身が着るものではなく、仲間のために作ったアーマーも多い。

例えば、スパイダーマンのために作ったスパイダーアーマーだ。

こちらは飛行能力に加え、ステルス機能や高い防御力、その他様々なギミックが付いている。

そしていざというときのために、プレゼントしたアーマーを無力化するパスワードもこっそり仕込んでいる。

 

トニー・スタークの強さと弱さ

トニー・スタークの強さの根源は、アーマーではなく、天才的頭脳にある。

どんな事態にも対応でき、ありとあらゆる起こりうる可能性に対して対策を練る。

だからこそスタークは天才と呼ばれているのだ。

また、財力も忘れてはならない。

ヒーロー活動にはお金がかかる。

特にスタークのアーマーはハイテクの粋を結集して作られたものだ。

そんなものが簡単に作れるわけはなく、莫大な資金がかかっている。

スターク重工は大企業であり、様々なシステムの開発などを行っているので収入はあるので気兼ねなくアーマー開発はできるし、アベンジャーズの活動資金も捻出できる。

しかし、だからといってお金が無尽蔵にあるわけではない。

しかもスタークはスターク重工の社長なので、時として会社の都合を優先しなければならないこともある。

おまけにアイアンマンとして活動していることが世間一般に知れ渡っているので、企業がらみの騒動には手出しができないこともある。

f:id:minotaki:20141217121106j:plain

業績が低迷しているんだとうなだれるスターク。

他にも、精神面でも少し繊細なところがあるのもスタークの弱点である。

様々な重責が重くのしかかっているので、一時期アルコール中毒に陥ってたこともあり、かなりの苦労人だ。

なお、現在アル中は克服している。

 

おすすめコミック

色々なところで活躍しているヒーローなので、活躍が読めるコミックは多い。

現在翻訳されている「マイティ・アベンジャーズシリーズではシールドの長官となり、リーダーとして活躍しているアイアンマンが読めるぞ。

アイアンマン単独の活躍が見たい場合は「アイ・アム・アイアンマン」や「アイアンマン:エクストリミス」など、アイアンマンと頭にタイトルが付いている漫画を読んでみよう。

また、シビル・ウォーではヴィランを従えたり、登録に従わないヒーローを異次元に収容したりと、あくどそうに見えるアイアンマンの本心を知ることの出来るシビルウォー:クロスオーバー」は非常にオススメ。

ヒーロー同士の闘いとなったシビルウォーを、起こりうる可能性として予言していたスタークは、ありとあらゆる手段を用いて、最悪の可能性を回避しようと、とにかく手段を選ばず動いていた。

しかし、結局のところシビルウォーは防げず、親友のキャプテンアメリカと戦い、最終的にキャプテンは死んでしまうという最悪の事態になる。

シビルウォーの最中、そして終戦後のスタークの胸中が描写されているので、ぜひ読んで欲しい。

と言っても、予約注文しなければ読むことは出来ないので、どうしても読みたいのであれば、


『CIVIL WAR(シビル・ウォー)』シリーズ 一覧ページ |【Fujisan.co.jp】の雑誌・定期購読

で注文しよう。2015年の2月で予約〆切だ。

余程の人気が出ない限り入手できるチャンスは恐らく今回しか無いぞ。