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アメコミを読もう!~アメコミ情報ブログ~

アメコミを読み始めたい、どんなヒーローが居るのか知りたい。そんな人のためのブログにしていきたいと思います

オススメアメコミ紹介第1回:トップ10

以前オススメアメコミ紹介をした気がするが、まあ改めて第一回ということで。

 

最近、ジャンプで連載されている「僕のヒーローアカデミア」がすごく面白い。

「個性」と呼ばれる特殊能力を持った人が当たり前の世界において、個性を何も持たない少年「緑谷出久」がトップヒーローである「オールマイト」から個性を譲り受け、再考のヒーローを目指すお話だ。

何気なーく読んだらドはまりしちゃって、火の丸相撲以外全く読んでかなったことを後悔したよ。最近のジャンプは面白そうな作品が増えたなあ。

 

そこで本題。今回はアメコミ版僕のヒーローアカデミアな作品を紹介しよう。

と言っても、ストーリーなどは全く違うし、共通点が「一般人も超常能力を持っている」というところだけだが。

 

それでは紹介しよう。

今回紹介する漫画は「トップ10」だ。

トップ10は、アメコミ界の鬼才アラン・ムーアが原作のコミックであり、翻訳版はヴィレッジブックスにより販売されている。

 

ストーリーを簡単に紹介しよう。

度重なるスーパーヒーローとヴィランによる戦いが社会問題になってしまったので、ひとつの街にヒーローやヴィランを閉じ込めた。

そんなことが長々と続いていると、空前のベビーブームが起こってしまい、その結果、スーパーパワーを持った人間が大量に産まれ、そうこうしているうちに、一般人ですらもスーパーパワーを持つのが当たり前のようになってしまった。

そんな世界で、大都市にある警察署「第10分署(トップ10)」に勤務する警察官達が、街で巻き起こる犯罪と戦うというお話だ。

ちなみに、「第10分署」とは、街の区画ではなく、多次元世界だ。

つまり、様々な異世界が存在し、普通の人間がいる世界の他にも、ロボットだらけの世界や、神様がいる世界など、さまざまなパラレルワールドが存在し、その第10次元の世界の警察機構が「第10分署」というわけだ。

 

最初に読んだら、おもちゃの兵隊を自由に操ることが出来る新人刑事「ロビン・スリンガーが主人公のように感じるかもしれないが、基本的にこのマンガは群像劇であり、正確な主人公は存在しない。

ちなみに、第10分署ではたらく皆さんはこんなメンツです。↓

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ここにいる以外にも沢山います。

どうだ、このまんなかにいる透明人間の人がすごく地味に見えてしまうような濃い連中は。

アロハシャツと特殊外骨格を着こみ、人語を解する超天才犬「ケムロ・シーザー」

核を標準装備している婦警「イルマ・ウォーナウ」

命令するだけで相手の動きを操ることが出来るネゴシエーター「ラブレイス」

不死身の肉体と強力なエネルギーブラストを放てる巨漢「スマックス」

など、他にも様々な特殊能力や装備を備えた警察官がたくさんいる。

 

僕が個人的に好きなキャラは、高性能過ぎるロボット「ジョー・パイ」だ。

登場が物語終盤なのだが、凄い有能だし、ロボットなのに実に人間の心を理解している。

「お前人間の女とやってるってホントか?」

とからかわれたら、

「あなただって公衆の面前で私のいとこの自販機愛撫してるじゃないですか」

と、ウィットに飛んだ返答をしたり、

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殉職した同僚の仇を取ろうと復讐心に燃える仲間を止めるどころか、わざと内蔵されている録画用のカメラを壊し、

「これじゃああなたが何をやっても記録できませんね。困ったなあ」

と、見て見ぬふりをしてくれたりと、非常に親切だ。本当にロボットかお前。

出番が若干少ない分、とことんかっこいい活躍をしてくれるので、その活躍はコミック2巻を買って確かめて欲しい。

 

で、こんな警察官がいなければ解決できない事件というのは、やはりとんでもない事件が多い。

警察官のみ特殊能力を持っているのではなく、ありとあらゆる人が特殊能力を持っている。

予知能力を持った人間が失業中という能力のインフレ具合から分かる通り、警察の厄介になる連中もやはり皆ぶっ飛んだ能力の持ち主だ。

ゴジラの甥

強力なサイコキネシス持ちのサンタ

北欧神

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など、実に様々だ。

 

しかし、実際におこす悪事は我々の世界と大差ない。

轢き逃げだったり、少女売春だったり、娼婦連続殺人だったりと、我々の世界でもたまにニュースでお目にかかるものばかりだ。

世界を支配する大物ヴィランとか、そういったものは一切でない。

 

そもそも、この世界でのトップクラスの能力者は、太陽の火を消してさらに再点火できるといったぶっ飛んだ能力の持ち主(さすがに世界に二人くらいしかいないし、政府に厳重に監視されているらしい)なので、世界を支配するのは割にあわないのだ。

ちなみに、家に住み着いた害獣のネズミですら現実改編出来る。

なんというインフレ世界だ。

 

ちょっとしたレビュー

トップ10は、コメディ要素が山盛りに含まれた刑事ドラマだ。

かと言って、ギャグだけではなく、シリアスな場面も勿論多く、アメコミ未読の人でもとっつきやすい。

ストーリー展開もしっかりとしており、様々な事件が1つの巨悪に結びつくところは読んでいてワクワクする。

また、小ネタも盛り沢山であり、街の背景には鉄人28号鉄腕アトムパワーパフガールズスパイダーマンなどがこっそりと出演していたりする。

コミックも全二巻から集めるのも簡単だし、何より非常に面白い。

アメコミを買ってみたいけど何にしようか迷ったのであれば、選ぶ候補に入れても全く問題ない。

なお、本編はオッサン同士のラブラブなキスで幕を閉じる事もここに告げておこう。