アメコミを読もう!~アメコミ情報ブログ~

アメコミを読み始めたい、どんなヒーローが居るのか知りたい。そんな人のためのブログにしていきたいと思います

アメコミの基本~アメコミと日本のマンガの違い~

さて、ヒーローやヴィランの紹介をする前に、アメコミ初心者の人達に重要なことを教えておこう。題して、「アメコミを買う際の注意点」だ。

アメコミは、日本の漫画とは、少し違う所がたくさんある。

しかし、その「少し違う所」が、アメコミの敷居をぐぐんと上げている。

よって、ここではアメコミと日本のマンガの違いを簡単に紹介しておこう。

 

注意点1。出版社

アメコミ初心者がする質問で、最も多いのが、「アベンジャーズとかでヒーローが共闘してるけどさ、スーパーマンって出てくるのかな?」と言った質問だ。

筆者は少なくともこの質問を3回ほどされた。

たしかに、アメコミはよくクロスオーバーをする。映画では権利の都合上出来ないが、スパイダーマンの作品にキャプテン・アメリカが出てくることもあるし、X-メンの作品にマイティ・ソーが出てくることもある。

しかし、さすがに出版社が違うとクロスオーバーはされない。

アメコミの出版社は大小様々あるが、中でもメジャーなのがDCコミックMARVELコミックだ。

この2つが実質アメコミ界の最大手であり、日本で例えると小学館集英社のようなものだ。

DCコミックスで有名なのが、スーパーマンバットマンといった昔からドラマやアニメでよく見かけたヒーローだ。他にも沢山有名ドコロは多いが、まったくアメコミを知らない人でも知っているほどの絶大な知名度を誇っているのがこの二人だ。

 

MARVELコミックスで有名なのが、アイアンマンを始めとした、アベンジャーズの面々、スパイダーマン、X-メンといったヒーローだ。こちらは最近映画が多く放送され、最近のアメコミの知名度を上げている。

このように、出版社が違うと、クロスオーバーすることは基本的にないので覚えておこう。しかし、出版社の壁を超えたクロスオーバーが発生したこともある。確か未翻訳だったと思うので、興味がある人は頑張って探して翻訳してみよう。

※2014年11月6日追記

翻訳作品があったの忘れてた。

「DCVSMARVEL」というコミックスがジャイブ様から発刊されています。

うっかりしていました。ごめんなさい。 

 

注意点2。ストーリーごとに作者が違う

日本では、基本的に漫画家(もしくは原作者)がお話を考え、最終回まで描くのが基本だが、アメコミでは作品のストーリーはそれぞれ違う。

例えば、ドラゴンボールなら鳥山明がお話を考えているが、アメコミでは、スーパーマンでもストーリーを考える人が違うので、原作者が死んでもお話は続く。

 

また、アメコミは作業が完全分業制であり、脚本からペン入れまでそれぞれ専門の人が作業を行っている。よって、ストーリー毎に絵柄がガラリと変わることは多い。

よって、1話区切りで製作者が違うというのもよくあることだ。

なので、表紙の絵が好みだったから買ったのに、蓋を開けてみたらエロ漫画のアンソロジーよろしく中身の作画がまったく好みじゃなかったという事も発生する。

いわゆる表紙詐欺というやつだ。

絵柄でマンガを選ぶ人は気をつけよう。

なお、お話から作画まで全部こなす人もいる。 

 

注意点3。購入

アメコミの敷居を思いっきり上げているのが値段だ。

一冊安くても1000円以上かかることが多く、ジャンプコミックを4冊買ってもお釣りが来るそのお値段の高さは、大きなお友達でもない限りやすやすと買うことは出来ない。

しかも、上述した通り、ストーリーを考える人も違うので、当たり外れが結構激しいのだ。

よって、高い金出して買ったのに、つまらなかった。というがっかりもあるのがアメコミの怖さだ。

しかし、中古で購入するのはできるだけ避けよう。

というのも、邦訳されているアメコミは、そんな当たりハズレが激しいアメコミの中でも「これならまあ大丈夫だろう」という話だけを抜粋して販売していることが多く、どうでもいいつまらない話は大筋に絡まない限りバッサリとカットしている事が多い。

よって、読んでいるとどうしてもわからない会話が出てくる。買った作品の中では紹介されていないエピソードや、未翻訳のエピソードの話題をキャラクターが話すので、高確率で置いてけぼりを食らう。

そんな時に役に立つのが、翻訳者による注釈だ。

この注釈は、別冊付録として着いており、分かりづらそうだなというところは「こういうことがあったんだよ」と親切な注釈分が書かれている。また、日本ではわかりづらいジョークや風習なども紹介されているので、豆知識として読んでも面白い。

この注釈は、中古で購入するとなくなっている可能性もあり、初心者にとっては面白さが半減してしまう。

よって、初めて購入する人は、高くても新品を購入することをおすすめする。

また、それでも高いと思うかもしれないが、全編フルカラーであり、かっこいいイラストも沢山乗っているので、画集として考えるとお値段手頃と考えられなくもない。

 

以上が、アメコミ初心者のための注意点だ。他にも色々とあるが、特にここらへんは多くの人がぶち当たる壁なので、ここを乗り越えればアメコミのとっつきにくさはだいぶ緩和される。

後は、どこで購入するかという問題もあるが、最近では電子書籍でも購入できるし、通販でも買えるので敷居はかなり低い。